「切実なら僕と関係を持とう」…“性的暴行容疑”韓国代表元コーチがシム・ソクヒ選手に送ったメール公開=韓国(画像提供:wowkorea)
「切実なら僕と関係を持とう」…“性的暴行容疑”韓国代表元コーチがシム・ソクヒ選手に送ったメール公開=韓国(画像提供:wowkorea)
シム・ソクヒ選手に対して性的暴行をはたらいた容疑で有罪判決を受けた元ショートトラック韓国代表コーチのチョ・ジェボム被告がシム選手に送ったメールが公開された。

シム・ソクヒ の最新ニュースまとめ

 14日、聯合ニュースが入手した一審判決文によると、チョ被告はシム・ソクヒ選手が高校2年生だった2014年8月から2017年12月まで、計29回にわたって性的暴行、強制わいせつ、脅迫などの罪を犯した。

 チョ被告は2014年8月29日夜、シム選手に恋人ができたことを知り、スキンシップをしているかどうかなどを詳しく尋ねながら怒り、自宅に呼んだ後、全身に暴行を加えた。

 その後、シム選手をひざまずかせて、頬を何度も叩きながら、「(選手生活の持続が)切実なら、私と性的関係を持とう」と言いながら、セクハラをした。

 シム選手は練習日誌などをもとに当時、カナダ合宿トレーニングに行ってきてから1週間ほど経った時点で、初めてチョ被告から被害を受けたとし、当時、頭から殴られて壁にぶつかった状況など、そのときの事情を詳しく陳述した。

 また携帯電話のフォレンジック結果によると、チョ被告は2015年12月12日夜、シム選手に「君が来たら先生に自分を差し出せ」、2016年1月2日「切実さがないな、やっぱり。君は自分を捨てる準備ができていないよ。(中略)先生は捨てることもできるのに…」などのメッセージを送った。

 チョ被告は平昌冬季オリンピック直前の2017年12月7日、テレグラムで「私が望むならシーズン、シーズンオフを考えずにすべきではないか」とメッセージを送った。これに対してシム選手は「自分の体を諦めれば、オリンピックのときにうまくできないと思う」と断った。するとチョ被告は「じゃあ、そうしてみて。私も公正にやってみるから」と脅迫した。

 チョ被告は2018年1月16日、練習中にシム選手に無差別な暴行を加えて、これに耐えられなかったシム選手は選手村を抜け出してチョ被告を常習傷害の容疑で告訴した。

 裁判所は2人が交わしたメールについて、「通常の師匠と弟子との会話と見ることは難しく、一部のメールは文言そのものだけでも、チョ被告がシム選手に対して、性犯罪を犯したことを暗示している」と指摘した。

 また、チョ被告が警察の捜査過程でフォレンジックの結果について何も答えなかったが、検察では単なるいたずらだったという趣旨で供述したが、これは平均的な人の観点から納得しがたいと判断した。

 一審の水原地裁はことし1月、チョ被告に懲役10年6か月を、二審の水原高裁は先月、一審より重い懲役13年を言い渡した。

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