米食品医薬局(FDA)諮問機関であるワクチン・生物医薬品諮問委員会(VRBPAC)はこの日会議を開き、評決を経て満場一致でモデルナワクチンのブースター接種を勧告することにした。
諮問委員会は、モデルナワクチンの2回目の接種から6か月が過ぎた65歳以上の高齢者、基礎疾患や職業的特性による高危険群の若い成人に対し、正規投与量の半分でブースター接種することを承認した。
モデルナワクチンのブースター接種対象者として勧告された人々は、先月承認されたファイザーワクチンのブースター接種対象者と同様である。
このことにより、米国ではファイザーワクチンだけでなくモデルナワクチンを2回接種した人のうち高齢者と高危険群の人々も、ブースター接種を受けることになるものとみられる。
ただ、今後FDAが諮問委員会の勧告を基にモデルナワクチンのブースター接種について緊急使用を承認し、米疾病予防管理センター(CDC)が接種を勧告するという手続きを踏まなければならない。
諮問委員会が決定した勧告には拘束力はないが、通常FDAは諮問委員会の勧告をそのまま受け入れている。
しかし今回、諮問委員会による接種勧告の決定は平坦ではなかった。諮問委員たちはこの日の会議で「ブースター接種の妥当性を立証する確固としたデータが不足している」と批判していた。
諮問委員会は15日にも会議を開き、ヤンセン(ジョンソンエンドジョンソンの製薬部門の系列社)ワクチンのブースター接種を承認するかを話し合った後、評決する予定である。
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