今月7日の毎日新聞によると、日本政府は新型コロナ予防のための行動制限緩和の実証実験を今月6日にJリーグの試合が行われた愛知県にある豊田スタジアムで始めたという。
この日の競技場には、「新型コロナウイルス陰性証明書」や「ワクチン接種証明書」を持っている人たちが大規模イベント入場客の上限である1万人とは別で競技場に入場した。
別途用意された座席は約1800席で、このうち約730席に当たる入場券が販売された。
いわゆる“ワクチン・検査パッケージ”を活用すれば、入場者を従来の新型コロナ防疫指針で規定した人員より多く受け入れても問題がないか判断するためだった。
日本政府は11月以降には希望するすべての国民が新型コロナの2度のワクチン接種を完了するものと予想しており、接種証明書または陰性証明書を提示することを前提にソーシャルディスタンスの基準を弾力的に適用するという構想だ。
新型コロナの感染状況が再び悪化して緊急事態宣言を再び発令することになっても、飲食店で酒類を販売できるようにする案を検討している。
さらに、広域自治体を越える他都道府県への旅行を容認したり、大型イベントの入場者数を制限しない案も考慮している。
このような構想が新型コロナによって低迷した景気を蘇らせるのに役立つだろうという期待感もあるが、中途半端に日常復帰を試みたことで逆効果を招きかねないという懸念もある。
デルタ変異株に対するワクチンによる感染予防効果は従来の新型コロナウイルスに対する効果よりも落ちるとされ、突破感染(ブレイクスルー感染:ワクチン接種完了者の感染)事例も引き続き報告されている。
今月5日基準で日本の人口の62.3%が新型コロナワクチンを2度接種しており、1度以上接種した人の割合は72.2%(日本の首相官邸発表基準)だ。
公共放送・NHKの集計によると、日本の新型コロナ新規感染者は6日までの1週間で7936人(1日平均約1134人)だった。増加幅は1週間で48.3%縮小した。
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