韓国　きょうのニュース（９月３０日）

◇次期大統領候補の支持率　前検事総長２８%・京畿道知事２７%　韓国の世論調査会社リアルメーターが３０日に発表した調査結果によると、次期韓国大統領にふさわしい人物として保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦（ユン・ソギョル）前検事総長が２８．０%の支持を得て首位となった。革新系与党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）京畿道知事は２７．６%だった。同社はソウル近郊の京畿道城南市の大庄洞開発事業の不正疑惑を巡る攻防が続き、支持層が結集して尹氏と李在明氏の支持率を押し上げたと分析した。◇検事総長　都市開発不正疑惑「厳正に処理を」　金オ洙（キム・オス）検事総長は、京畿道城南市の大庄洞開発事業を巡る不正疑惑の捜査について、法と原則に基づいて厳正に処理するよう指示した。大検察庁（最高検）は記者団に対して送ったメッセージで、「与野党や身分、地位のいかんを問わず、迅速かつ徹底的に捜査しなければならない」と強調した。これに先立ち、検察は今回の事件に関連してソウル中央地検の金泰勲（キム・テフン）第４次長検事の指揮の下、検事１６人と大検察庁の会計分析捜査官らからなる捜査チームを構成し、本格的な捜査に着手した。◇今週末から相次ぎ３連休　さらなる感染拡大懸念　　秋夕（中秋節、今年は９月２１日）の連休による新型コロナウイルスの全国的な感染拡大が続くなか、今週末と来週末に３連休が続くことから地方自治体は神経をとがらせている。中央防疫対策本部などによると、３０日午前０時までの２４時間に国内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は２５６４人で、前日から３２１人減ったものの過去４番目の多さとなった。秋夕の連休で人の移動が増えたことによる感染者の急増が現実のものとなり、秋の行楽シーズンとあいまって再び感染者の増加が懸念されている。◇ドラマ「イカゲーム」　７日連続でネトフリ世界１位　米動画配信大手、ネットフリックスのオリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」が、７日連続してネットフリックスコンテンツの世界人気ランキングで１位をキープしている。動画配信コンテンツの順位集計サイト、フリックスパトロールによると、「イカゲーム」は３０日もネットフリックスのテレビ番組ランキングで１位をキープした。「イカゲーム」は４５６億ウォン（約４３億円）の賞金をかけたサバイバルゲームを描いた。作品のグローバルなヒットを追い風に、出演俳優も「ワールドワイド」クラスの人気を誇っている。