30日、韓国銀行が全国2824の企業を対象に9日から16日までアンケート調査を行った結果、9月の全産業の景況判断指数(BSI)は前月より3ポイント下落した84を記録した。
製造業の景況判断指数は前月比5ポイント下落した90を記録し、3か月連続で下落している。景況判断指数の下落幅も新型コロナウィルスのパンデミック宣言があった昨年3月の9ポイントの下落以来最大となった。特に売上関連心理指数が9ポイント下落した104となり、生産や新規受注などに対する心理が悪化した。製造業の景況判断指数も3ポイント下落の93と、1か月ぶりに下落した。
原材料価格と物流費用の上昇でゴム・プラスチック関連の心理指数が11ポイントも下落した。新型コロナウィルスの感染拡大により東南アジア内の大企業の工場が閉鎖された上、半導体不足が続き、電子・映像・通信装備関連の心理指数が10ポイント、自動車関連の心理指数が8ポイント低下した。中国の電力不足などにより、電気装備を中心に今後の業況展望も悪化している。
大企業は5ポイント下落した101となり、2か月連続で下落した。中小企業は4ポイント下落し、3か月連続で下落した。輸出企業と内需企業は101と84で、それぞれ8ポイントと2ポイント下がった。輸出企業は昨年4月(マイナス8ポイント)以来、最大の下落幅だ。 内需企業は3か月連続下落している。
サービス業の景況判断指数は79で、前月比2ポイント下落し、1か月ぶりに下落傾向を示した。運輸倉庫業は運賃の上昇、祝日の物流量増加などを理由に7ポイント上昇したが、電気・ガス・蒸気業は工場稼働率の鈍化などによる発電量の減少、原油価格上昇のため心理指数が21ポイントも急落した。来月のサービス業の景況判断指数は前月と同じだった。
企業心理指数と消費者心理指数を合成した経済心理指数(ESI)は前月比0.7ポイント下落した104.6となり、1か月ぶりに下落に転じた。経済心理指数循環変動値は107.8で、前月比0.9ポイント上がり、1年4か月連続で上昇している。
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