【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は22日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が20、21日の2日間に新たに2392件報告されたと発表した。このうち死亡が1件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。

 

 接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに4件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は24件あった。このほかは注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、頭痛などの比較的軽い症状だった。

 1回目に英アストラゼネカ製のワクチンを接種し、2回目に米ファイザー製を接種した人の副反応は12件増え、計6069件となった。

 韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は計24万6430件となった。今月22日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計5731万6031件の0.43%に当たる。

 累計接種件数に対する副反応の報告率は米ヤンセンファーマ製ワクチンが0.58%、米モデルナ製が0.53%、アストラゼネカ製が0.51%、ファイザー製が0.36%。

 これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計653人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が342人、アストラゼネカ製が285人、モデルナ製が15人、ヤンセンファーマ製が11人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化して死亡したケースを含めると、死者は計929人となる。

 これまでの全ての副反応の報告のうち、95.9%に当たる23万6442件は比較的軽い症状だった。

 予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。


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