バイオ医薬品市場が年平均10.1%上昇、バイオシミラーも市場拡大の展望=韓国報道(画像提供:wowkorea)
バイオ医薬品市場が年平均10.1%上昇、バイオシミラーも市場拡大の展望=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国貿易協会の国際貿易通商研究院は、世界のバイオ医薬品市場が2012~2019年の7年間で年平均8.6%成長した一方、2020~2026年の今後6年間では年平均10.1%成長することで、市場規模がより拡大すると予測した。

実際、2019年における世界の売上高上位100医薬品中、バイオ医薬品の割合は53%と半分以上を占めた。医薬品市場全体における、バイオ医薬品の売上高の割合も2019年の29%から2026年には35%へと増加する展望だ。

国際貿易通商研究院は、バイオ後続品(バイオシミラー)市場の拡大を予測した。主要なバイオ医薬品の特許の多くが2020年以降、満了することによる。

世界的に主要なバイオ医薬品の特許満了時期をとらえ、バイオシミラーとして迅速に販売する企業は、これまで新薬が独占していた市場の一部を占める機会を得られるとの分析だ。バイオシミラー強国として評価を受ける韓国には、こうした部分が有利に作用すると期待できる。

韓国企業では、セルトリオンとサムスンバイオエピスが世界のバイオシミラー市場で頭角を現している。セルトリオンが開発したバイオシミラーの「レムシマ」は、2013年9月に欧州で販売してから5年で、ベルギーのヤンセン ファーマによるオリジナルの医薬品「レミケード」の処方額を超え、韓国産医薬品としては初めて海外市場で年間処方額1兆ウォンを超えた。




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