主要20カ国・地域別の第2四半期の経済成長率(画像提供:wowkorea)
主要20カ国・地域別の第2四半期の経済成長率(画像提供:wowkorea)
韓国経済の第2四半期(4~6月)の成長率は、主要20カ国(G20)加盟国の中では低調だったが、新型コロナウィルス感染拡大以前と比較すると、20カ国中で4番目に速い回復速度を見せた。

18日に発表された経済協力開発機構(OECD)の統計によると、第2四半期中、G20加盟国の国内総生産(GDP)は前期比よりも平均0.4%成長したことが集計の結果分かった。これは前の第1四半期(1~3月)の0.9%に比べて半分に減った数値だ。

特に新型コロナ対応とワクチン接種の進行度合いなどによって、国家間の成長率の格差はさらに拡大したことが分かった。

G20加盟国の第2四半期の成長率ではインドが最も低迷した。第1四半期に2.3%成長したインド経済は、新型コロナウィルスの感染再拡大と低いワクチン接種率、それに伴う経済封鎖によって第2四半期にマイナス10.2%と大きく悪化した。

カナダ経済は第1四半期1.4%成長から第2四半期にはマイナス0.3%へ、ブラジルも1.2%の成長からマイナス0.1%へ、それぞれ経済成長が後退した。

トルコや韓国、オーストラリアの第2四半期のGDP成長率も大幅に減速した。トルコの場合、第1四半期の2.2%から第2四半期は0.9%へと1.3%ポイントも成長率が下がり、韓国も1.7%から0.8%へと0.9%ポイント下落した。豪州の場合も1.9%から0.7%へ1.2%ポイントの成長率が下落した。

一方、新型コロナワクチン接種を世界で最も速く行ったイギリスの経済は、第1四半期のマイナス1.6%から第2四半期にプラス4.8%に反発し、第2四半期ではG20諸国の中で最も高い成長率を記録した。ドイツも第1四半期はマイナス2.0%から第2四半期はプラス1.6%へと回復した。イタリアは第1四半期は0.2%から第2四半期は2.7%に、米国は1.5%から1.6%に、中国は0.4%から1.3%に、フランスは0%からプラス1.1%へと、第2四半期の成長率がさらに高まった。

成長率が最も高かったイギリスと、最も低かったインド間の成長率の格差は15.0ポイントに達した。これは第1四半期に最も成長率が高かったインド(2.1%)と最も低かったドイツ(マイナス1.8%)との格差である3.9%ポイントに比べて3倍以上になる。

さらに、今年の第1四半期から第2四半期へと続くプラス成長にもかかわらず、G20諸国の中で新型コロナのまん延が本格化する前の2019年第4四半期のGDP水準を回復した国は、トルコ、中国、オーストラリアと韓国の4ヵ国に過ぎなかった。インドは新型コロナパンデミック以前に比べて8%も低いGDP規模を記録しており、イギリス、イタリア、ドイツ、フランスなど欧州諸国が4%前後の減少率を維持している。
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