請願人は大統領府の国民請願掲示板に「ワクチン接種後、肺・肝臓・腎臓の機能を失った7人家族の大黒柱である夫を助けてください」というタイトルの文章を載せた。
請願人は「夫はこれまで4人の子どもの父親として、90歳の老母の息子として、一生懸命に生きてきた」とし「7人家族の大黒柱である夫を助けてください」と訴えた。
請願人の夫A氏は8月17日、ファイザーワクチンの接種後、異常症状なく2週間を過ごした。しかし、今月2日の午後3時ごろに退勤後、疲れのせいか翌日まで睡眠を取ったものの、首に痛みを訴えて整形外科で注射を打ってもらった。
ところがA氏は翌日から体がむくんで、呼吸困難にもなり、救急室を訪れた時には既に腎臓と肝臓がひどく損傷し、肺には水が溜まっていた。現在も集中治療室に入院しており、敗血症の治療で人工呼吸器に頼っている。
請願人は「夫は普段から肝臓が悪かったものの、ひどい状態ではなかった。肝機能補助剤を常に服用していた」とし「現在は肝数値が高く、肝硬変で肝移植をしなければならず、肺には水が溜まり、腎臓は血液透析をしている」と伝えた。
さらに「夫のこうしたすべての症状はワクチン接種後、突然に起こった」とし「足も水ぶくれができてパッドを1日に3枚以上変えなければならない」と状況を説明した。
しかし「病院では夫のこれらの症状がワクチンのせいなのか、他の原因のせいなのか分からないという」ともどかしさを訴えた。
コロナ予防接種対応推進団によると、現在までコロナワクチンの予防接種後に発生した副反応の申告事例は計2263件になる。このうち死亡は632件、重症は852件、アナフィラキシーは779件となっている。
このうちの276件がコロナワクチン接種との因果性が認められた。内訳は、死亡が2件、重症が5件、アナフィラキシーが269件だ。
一方、推進団はコロナの予防接種後、因果性の根拠が不十分で、補償から除外された重症または特別関心副反応患者に対し、医療費支援事業を通じて1人当たり1000万ウォン(約91万7千円)までの診療費などを支援している。医療費の支援対象として確定したのは37人であり、このうち支援を申請した5人については医療費支援が完了している。
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