北朝鮮は核施設再稼働の動きにつづき、長距離巡航ミサイルと短距離弾道ミサイルまで試験発射するなど朝鮮半島の緊張を高めている(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は核施設再稼働の動きにつづき、長距離巡航ミサイルと短距離弾道ミサイルまで試験発射するなど朝鮮半島の緊張を高めている(画像提供:wowkorea)
北朝鮮はヨンビョン(寧辺)核施設再稼働の動きにつづき、長距離巡航ミサイルと短距離弾道ミサイルまで試験発射するなど朝鮮半島の緊張を高める中、その意図に関心が集まっている。

北朝鮮は、表面的にはことしの初め朝鮮労働党大会で示した「防衛力と戦争抑止力強化」を掲げている。キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長はムン・ジェイン(文在寅)韓国大統領の実名をあげた非難の談話を通じて、自分たちは特定の相手と時期を狙った「挑発」をしたのではなく、党大会の決定事項を貫徹するための「国防科学発展および武器体系開発5か年計画」の初年度の遂行のための定期的で自衛的な活動を実施したと主張している。キム副部長は、特に自分たちのこのような計画を「韓国の “国防中期計画”と同様だ」と語った。

韓国統一部(省)のキム・ヒョンソク次官はきょう(17日)「北朝鮮も国家であることから、外部からの脅威に対応し国防力を強化するという名分を掲げているが、実際そのような側面があるといえる」とし「しかし北朝鮮は90年代から威嚇(いかく)的な行動を通じて危機感と不安を高め、韓国や米国をはじめとした国際社会から譲歩を引き出そうとするパターンを繰り返している」と指摘した。つづけて「新型武器体系を開発し試験することはできるが、なぜこの時期でなければならなかったのか疑問だ」とし「特に米韓が対北人道的支援を話し合い、対話のメッセージを送る時であったという点から、過去のパターンを繰り返しているということができる」と評価した。

ある外交消息筋は「北朝鮮は武力示威を通じて緊張を高めることで、今後の交渉における譲歩を引き出そうとしている」とし「しかしそれなりに水位を調節しているようで、過度には刺激しない様相をみせているのは、結局対話へと進むことのできる名分がほしいというメッセージだ」と分析した。

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