新型コロナの現場従事者に対する集中心理相談…ソウル市「こころの充電所」開設(画像提供:wowkorea)
新型コロナの現場従事者に対する集中心理相談…ソウル市「こころの充電所」開設(画像提供:wowkorea)
ソウル市は15日、新型コロナウィルスの対応スタッフのストレス解消のために25の区の医療現場を訪れ、心理相談を行う「こころの充電所」を開設すると明らかにした。

ソウル市は、新型コロナ感染拡大の長期化で、全国的に対応に当たる医療従事者の精神健康危険度が一般市民に比べて高い水準になったことを受け、ケースごとに見合った対策を行っている。8月には25の区の保健所と新型コロナの対応スタッフに詳しく面談を行った。

調査の結果、新型コロナの現場対応スタッフは業務負担の増加、家族・同僚との交流断絶による心の健康不均衡状態の経験など、業務によるストレスが最も大きいことが分かった。これを解消するために現場で最も望まれている心理支援サービスは「周りの人とのコミュニケーションを増やすこと」と、「休息」であることが分かった。

これを受け、市は現場の意見を反映し、勤務時間中に少しの時間辛い気持ちを和らげることができる応援キャンペーンや訪問心理相談などを始めることを明らかにした。現場で対応に当たるスタッフの精密な精神健康状態を把握するための実態調査も進める方針だ。

心の充電所はトンデムン(東大門)区を皮切りに、ソウルの25の自治区を巡回しながら、現場で対応に当たるスタッフにお茶やお菓子を提供し、応援メッセージを伝える。これとともに市は「こころを満たす希望プロジェクト」と連携し、マッサージ、ネイルアート特別講演、瞑想(めいそう)などのヒーリングプログラムを支援する予定だ。 心理検査と集中心理相談を受けられるよう心理支援サービスも推進する。

現場参加が難しいスタッフのために、オンライン非対面ヒーリングコンサート、瞑想プログラムなども運営する。 主なプログラムとしてはジョンズ・ホプキンス大学のジ・ナヨン教授の「ストレス管理と自己ケアの秘訣」などを、ヒーリングコンサートでは歌手ミミ・シスターズと屋上の月が特別出演し、対応スタッフを応援する予定だ。

ソウル市のパク・ユミ市民健康局長は、「現場で疲れた心身をしばらく休めることができる心理支援サービスを提供し、今後も業務環境の改善のために最善の努力を尽くす」と述べた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107