崔順実被告の娘チョン・ユラ氏、4億ウォン台の贈与税取り消し訴訟で勝訴=韓国(画像提供:wowkorea)
崔順実被告の娘チョン・ユラ氏、4億ウォン台の贈与税取り消し訴訟で勝訴=韓国(画像提供:wowkorea)
チェ・ソウォン(改名前はチェ・スンシル(崔順実)、65)被告の娘チョン・ユラ氏が課税当局を相手取って起こした贈与税取り消し訴訟で勝訴した。

 4日、法曹界によると大法院(最高裁判所)はチョン氏が江南税務署を相手取って起こした贈与税賦課取り消し訴訟上告審で、原告一部勝訴の判決を下した原審を確定した。

 江南税務署はチェ被告が2011年から2013年末にかけて、馬4頭を購入した際に負担した金額をチョン・ユラ氏に贈与したと判断、1億8000万ウォン(約1800万円)の贈与税を課した。

 またチェ被告がチョン・ユラ氏名義で加入した保険の満期還付金と、チョン・ユラ氏が購入したキョンギド(京畿道)ハナムシ(河南市)の土地、チェ被告が代納したソウル・カンナム(江南)のマンション保証金などに対しては3億1000万ウォンの贈与税を課した。

 これに対して、チョン・ユラ氏は課税当局が課した4億9000万ウォンの贈与税をすべて取り消してほしいとして、訴訟を起こした。

 一審は2011~13年、競技用の馬4頭の購入代金のうち約4億300万ウォン、マンション保証金1億5000万ウォン、保険金6100万ウォンを贈与税対象とした。ただし、河南の不動産の贈与税賦課は違法だとし、「このうち約1億7500万ウォンを取り消すように」と原告一部勝訴判決を下した。

 一方、二審ではチョン・ユラ氏が馬の所有権を引き継いでいないとみて、馬の購入代金と関連した贈与税約1億8300万ウォンも取り消すべきだと判断した。

 さらに保険の満期還付金の一部と江南のマンション保証金などに課された贈与税も取り消し、総額4億9000万ウォンの贈与税賦課から4億2000万ウォン余りが取り消された。

 チョン・ユラ氏側と課税当局はいずれも上告したが、大法院は双方の上告を棄却した。


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