尹元総長はこの日の午後、テグ(大邱)創造経済革新センターで「朴元大統領を評価してほしい」という取材陣の質問に対し「(大統領たちは)国の困難な状況を孤独に、誰かが正解を教えてくれるわけでもない状況で悩み、処理していく方たちなので、全員が尊敬される部分はあると思う」とこのように述べた。
保守野党陣営からは朴元大統領の恩赦要求が絶えず出ている。これに対する考えを尋ねられると尹元総長は「恩赦は大統領が憲法に従い、国民統合に必要なのかどうか判断する問題」とし「多くの国民が元大統領の長期にわたる拘禁を懸念しており、現職大統領はその点をしっかり判断すると思う」と言葉を控えた。
特に尹元総長は、朴元大統領が公務員年金制度に手を加えたことを取り上げ「朴元大統領もそうした次元で、国家指導者としては難しい決断をすることが多かったのではないか」と肩を持った。
尹元総長は2016年の国政壟断(ろうだん)事件当時、特検の捜査チーム長を務めて捜査を行った過去に照らしてみると、かなり前向きな評価と見ることができる。ただし、この点について一部の保守支持者たちは尹元総長に憤りの声を上げている。
尹元総長は「過去に私が処理したことは、検事としてその宿命に属する問題」としながらも「朴元大統領を大切に思い、愛情を持って強く支持する方々の切ない気持ちを、そこから生じる私に対する言葉もすべて一理があると思い、私も一定部分で共感する」と付け加えた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 83