韓国関税庁は「ことしの上半期 関税国境で、麻薬類 計662件(214.2キログラム)を摘発した」と、きょう(15日)明らかにした。これは 前年同期対比で 摘発件数が59%の増加、重量は153%増加した数値である。
韓国内で主に濫用されている いわゆる「ヒロポン(メタンフェタミン)」は、43.5キログラム(77%増)摘発された。これは 国民145万人が同時に投薬できる量である。
性犯罪に悪用される「ケタミン」の摘発件数(22件)も、前年同期対比で267%増加した。ケタミンは 臨床用または動物用麻酔剤として使用され、誤(あや)まって濫用すると 身体的・精神的依存性と禁断症状を起こす。遊興施設やクラブなどでは「デート強姦薬物」と呼ばれてもいる。
代表的な合成麻薬であるメチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)とLSDの摘発件数も、それぞれ51件(168%増)と42件(200%増)と集計された。関税庁は ことし5月、国際郵便の内容物のうち コーヒーの商品の袋の中に隠(かく)されたMDMA 1003錠、ケタミン819グラムを摘発している。
一方 大麻の摘発は、昨年上半期の207件から ことしの上半期186件へと、10%減少した。
韓国関税庁は、海外から国際麻薬組織により密搬入されり 1キログラム以上の大規模なヒロポンの密輸摘発が続いていることから、注意を求めた。また 中国や台湾から搬入される違法薬物名「ラッシュ」の摘発が増加していることから、格別な注意を求めた。
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