韓国・亀尾「3歳女児死亡事件」、“反人倫的・反省なし”実母に検察が懲役13年を求刑

韓国検察がクミ（亀尾）3歳女児死亡事件と関連し、亡くなった女児の実母だと判明したソク某被告（48）に懲役13年を求刑した。

　検察は13日、大邱地裁金泉支部で開かれた結審公判で「被告人の犯行は極めて反人倫的で罪質が良くない。依然として反省の気配がない」とし、「懲役13年を宣告してほしい」と述べた。

　検察は「空き家に放置された子どもが亡くなった状態で発見されなかったら、被告人は一生犯行を隠して生きただろう」とし「犯行の手口が社会的に大きな衝撃を与えただけに厳罰が必要だ」と強調した。

　検察は2018年3月末から4月初めにかけて、亀尾市の産婦人科医院で、ソク被告が実の娘であるキム某被告（22）が出産した子どもと、自分が出産した子どもをすり替えたとみている。また、空き家で放置されて死亡した子どもを発見しても、警察に直ちに届出ずに遺体隠匿を試みた疑い（死体隠匿未遂）で裁判にかけられた。

　ソク被告は死亡した子どもの母方の祖母として暮らしていたが、事件発生後のDNA検査で実母であることが明らかになった。

　ソク被告は最終陳述で「長女と次女を産んだ後、子どもを産んだことはなく、子どもをすり替えたこともない」とし「あり得ないことだ。この事件の真実が必ず出てほしい」と述べた。

　一方、ソク被告に対する判決公判は来る8月17日午後2時、大邱地裁金泉支部で開かれる。