イ次官はこの日午前、ソウル銀行会館で開かれたマクロ経済金融会議で「変異ウイルスなど最近の防疫状況を厳重に認識し、対応を強化している」と述べた。
最近、新型コロナの1日の感染者数は1000人以上で、首都圏の距離確保段階を4段階へ引き上げるなど、新型コロナの拡散傾向が厳しい状況だ。海外の変異ウイルスの影響で防疫強化措置が相次ぎ、世界経済の不確実性が高まっている。
イ次官は「先週の主要20カ国(G20)で世界経済回復の遅延が論議され、国際通貨基金(IMF)総裁も不均衡回復憂慮を表明した」とし、「リスク要因の点検と対応の重要性がさらに浮上している」と分析した。
これを受けて、この日のマクロ経済金融会議では最近の国内外実物経済・金融市場の流れを把握し、対応方向を点検した。
世界の金融市場は世界経済の動向については回復傾向が続いているが、変異ウイルスの拡散で回復スピードが鈍化する可能性があるという憂慮が出ている。
イ次官は「世界金融市場は米連邦準備制度(Fed)早期緊縮イシューに関する影響が制限されるようすを見せた」としながらも「景気回復鈍化への警戒感と企業実績改善への期待感が交錯し、全般的に変動性が多少拡大している状況」と評価した。
彼は「国際金融市場の主要変動要因がその都度変化するだけに、高い警戒感を維持しながらあらゆる可能性を開き、関連動向を綿密に注視していく」と付け加えた。
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