ソウル市の共生防疫下で再流行…専門家「もう有効ではない」=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウル市の共生防疫下で再流行…専門家「もう有効ではない」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国ソウルのオ・セフン市長が今年4月の就任後進めてきた共生防疫について、専門家が「もう有効ではない」と評価した。

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チェ・ジェユク高麗大学医学部予防医学教授は8日夕方、YTNニュースとのインタビューでこのような意見を伝えた。チェ教授は「第4次大流行が本格的に始まる状況に置かれてているといえる」と最近の再流行状況について言及した。

ただし「新規感染者が増加しているのは非常に憂慮すべき状況だが、治療システムの維持と既存の防疫体系をよく稼働させて、死亡率が増加しないようにすること。その部分については、幸い肯定的にみられる側面もある」と述べた。

チェ教授によると、韓国のコロナの死亡率はここ3か月間、毎月の死亡率が0.6〜0.74%と1%未満である。チェ教授は「これを維持していけば、また賢く乗り切ることができると思う」と付け加えた。

チェ教授は最近、感染が拡大した理由にデルタ変異、ウイルスの流入や地域社会、無症状感染者の制御の失敗を挙げた。

チェ教授は「デルタ変異を根本的に防ぐことはできなくても、二か月も遅らせた集団免疫の形成が完成する段階であれば、より良かっただろう」と物足りなさを口にした。

また、「過去3回の大流行後、1月から現在までの約6か月間で地域社会の無症候性感染者を減らせなかったことが痛恨の失策だ」と指摘した。

チェ教授はオ・セフン市長の共生防疫については、「現時点では意味がなくなったとみるのが適切だ」と評価した。

チェ教授は「現時点での共生防疫の観点は、もはや有効ではない。まず第4次大流行を防ぐために何が必要かどうかについて、最優先に努力する必要があることは明らかだ」と強調した。

チェ教授はソーシャルディスタンスの確保を強化することについては、必要性を認めながらも、「ソーシャルディスタンスだけでは、第4次大流行を制御するのは難しい点もはっきりと認識する必要がある」と述べた。
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