ソウル市、距離確保の改編直前に「5人以上の私的な集まり禁止」を延長(画像提供:wowkorea)
ソウル市、距離確保の改編直前に「5人以上の私的な集まり禁止」を延長(画像提供:wowkorea)
ソウル市は7月1日から施行する予定だった‘5人以上の私的な集まり禁止’措置を1週間維持することにした。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

ソウル市は30日午後、オ・セフン(呉世勲)市長と全25区の区長が集まる緊急特別防疫対策会議をオンラインで開き、このような結論を下したと発表した。これにより、ソウル地域の私的な集まりは現行どおり4人まで許容される。

ソウル市は「共同生活圏であるキョンギド(京畿道)、インチョン(仁川)首都圏自治体と相互協議し、現在の距離確保体系を1週間延長することにした」とし「緊急特別防疫対策会議では、今の厳重かつ重大な危機状況から改編された社会的距離確保を直ちに適用すると、より大きな混乱と拡散につながるという懸念があった」と説明した。

これに先立ち、ソウル市は7月1日から、政府の新しい社会的距離確保改編案によって、2段階を適用するものの、2週間は私的な集まりを6人まで、その後は8人まで段階的に許容する計画だった。

しかし、コロナの状況がますます深刻になったことで方向を変えた。昨日(29日)、ソウル市のコロナ新規感染者は375人と今年に入って最多を記録し、今日午後3時現在の新規感染者も274人発生するなど、300人を超える見通しとなっている。また、最近はデルタ変異も首都圏を中心に広がるなど、さらなる拡散への懸念の声が高まっている。

ソウル地域は、既に今月下旬から警告音を発していたものの、距離確保の改編直前に延期を決めたことで論難が起こるものと予想される。ソウルの1日当たりコロナ新規感染者数は22日から感染者が再び増加し、週末を含めて1日を除き、6日連続で200人台を超えるなど、再拡散の懸念が高まっている。ここ1週間(23~29日)は252→269→263→242→185→205→375人と1日平均255.9人になっている。それにもかかわらず、この日午前までは従来の改編案の実施を前提に、遊興施設や食堂、カラオケ練習場などの多重利用施設に対する措置、学習塾街などに先制検査の施行計画を打ち出していた。この日午前に定例ブリーフィングを行い、わずか5時間後に従来の距離確保方針を維持する決定を下したことで、小商工人など、現場の混乱は避けられない見通しだ。

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