仁川国際海洋フォーラムの開会式=30日、仁川(聯合ニュース)
仁川国際海洋フォーラムの開会式=30日、仁川(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】国内外の海洋分野の専門家や企業関係者が海洋産業の未来戦略を模索する「第2回仁川国際海洋フォーラム(IIOF 2021)」が30日、韓国・ソウル近郊、仁川の松島コンベンシアで開幕した。7月1日まで。韓国海洋水産部と仁川市が共催し、仁川港湾公社と国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースが共同主管する。 この日の開会式では、文成赫(ムン・ソンヒョク)海洋水産部長官と朴南春(パク・ナムチュン)仁川市長が歓迎の辞、趙成富(チョ・ソンブ)聯合ニュース社長が祝辞を述べた。 文氏は、気候変動や資源枯渇といった危機を乗り越えるための答えを海に探したいとし、「仁川国際海洋フォーラムが新たな時代、海を通じて明るい未来を開いていける議論の場になるよう願う」と期待を示した。趙氏は「海と共存していく知恵を探し、海洋産業の新たな革新力を高めていくべきだ」と述べた。 開会式には200人が会場で参加し、約1100人がオンラインで参加した。続いて行われた基調講演と各セッションの模様は、オンラインでもライブ配信された。 基調講演では、世界的に知られる環境保護活動家でベストセラー作家のナオミ・クライン氏が気候変動の克服に向けたメッセージを発信した。もう一人の講演者、米スタンフォード大経営大学院のファン・スンジン名誉教授は、海洋産業の持続的な成長と活性化に向けた企業の生存戦略をテーマに講演した。 今回のフォーラムは「世界が問い、海が答える」をテーマとし、新型コロナウイルス流行以降の海洋・物流産業の未来戦略とビジョンを模索することに焦点を当てる。グローバルSCM(サプライチェーン・マネジメント)の未来戦略、人工知能(AI)・スマート港湾、港湾ネットワーク、海洋環境、海洋観光という五つの正規セッションと特別セッションで構成され、国内外の海運・港湾・物流・観光分野の専門家約100人が発表者、討論者として参加する。
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