米モデルナ社の新型コロナワクチンが「デルタ株に対して予防効果がある」という研究結果が出た(画像提供:wowkorea)
米モデルナ社の新型コロナワクチンが「デルタ株に対して予防効果がある」という研究結果が出た(画像提供:wowkorea)
これまでの新型コロナウイルス感染症よりも感染力の強い「デルタ変異株」が急速に拡散している中、米製薬企業“モデルナ”の開発した新型コロナワクチンが「デルタ株に対して予防効果がある」という研究結果が出た。ロシアの新型コロナワクチン「スプートニクV」の開発元も「デルタ株に対して90%の予防効果を示した」と主張した。

29日(現地時間)ロイター通信・米経済専門ニュース放送局“CNBC”によると、モデルナ社はこの日 自社のワクチンの2回目の接種後 一週間が経った8人の試験参加者たちから血清を抽出し、各種の変異株に対する免疫反応をテストした結果「デルタ株を含め試験した全種類の変異株に対して、中和抗体を生成した」と明らかにした。中和抗体は、ウイルスが人体の細胞へと侵入できないよう 防御する役割をする。

ただ モデルナ社ワクチンがデルタ株に対して生成した中和抗体の水準は、これまでの新型コロナに比べて2.1倍減少したものだということがわかった。モデルナ社側は「中和抗体が減少するにはしたが、変異株を予防するには十分な水準だ」と説明した。

しかし 今回の結果が臨床試験ではなく「実験室」という環境で行なわれたテストによるものであるため、「『モデルナ社ワクチンがデルタ株に対する予防に “実際” 効果がある』と結論付けるのは早い」という指摘も出ている。

一方 ロシアのワクチン「スプートニクV」の開発元である ガマレヤ記念国立疫学・微生物学研究センターの副所長はこの日、デジタル医療記録とワクチン接種記録を基に推算した結果「スプートニクVがデルタ株にも、約90%の予防効果を示した」と主張した。

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