韓国文化財の「違法輸出」、日本人3人含む11人を摘発「日本で韓国文化財が人気だから輸出しようと…」(画像提供:wowkorea)
韓国文化財の「違法輸出」、日本人3人含む11人を摘発「日本で韓国文化財が人気だから輸出しようと…」(画像提供:wowkorea)
韓国ソウル・インサドン(仁寺洞)などで、韓国文化財を購入し自国に違法輸出しようとした日本人、中国人、ベトナム人などが相次いで摘発された。

 韓国メディア「ソウル新聞」によるとテジョン(大田)警察庁と文化財庁は15日、大田警察庁で会見を開き、韓国人4人、日本人3人、中国人2人、ベトナム人とドイツ人それぞれ1人の計11人を文化財保護法違反容疑で摘発し、起訴猶予としたことを発表した。

 また、警察は11人が違法輸出しようとした陶磁器や古書、古家具などの文化財92点を押収した。

 容疑者らは2013年末から昨年11月まで、仁寺洞で陶磁器や古書などを購入し、新聞紙に包んで鞄に隠して空港や港での「文化財鑑定官室」に申請せず輸出しようとした疑いがもたれている。

 警察は会見で「容疑者らは観光客を装って韓国に入国し、1万ウォン(約1000円)から数十万ウォン(数万円)の文化財を購入した後、自国に輸出し、購入額よりも高い金額で販売する外国人アンティークディーラーもいるが、日本の韓国史研究者も含まれていた。彼らは”グループ”ではない」とし、「(摘発された)韓国人は、米国や日本などに文化財の購入者を予め決めておき、違法輸出しようとしていた」と説明した。

 なお、在日韓国人のA容疑者(62)は2017年7月から10月まで計38点を国際宅配便で日本に違法輸出し、文化財庁などの説得で韓国に返送したという。警察関係者によると、文化財の違法輸出で摘発されると、「文化財だとは知らなかった」と供述するケースが多いという。

Copyrights(C)wowkorea.jp 4