外交部「東京五輪不参加は検討しない」＝韓国

外交部が8日、東京五輪のホームページに掲載された聖火リレーの地図に独島（竹島）が日本領土のように表示されたことに対する対応策として、東京五輪不参加は検討していないと明らかにした。

チェ・ヨンサム外交部報道官は会見でこのように明らかにし、「独島は歴史的、地理的、国際法的に明白な大韓民国の領土だ」とし、独島表示地図について引き続き抗議すると発表した。

最近、東京五輪への不参加を求める声が高まり、政府が明確に線引きをしたことになる。韓国は駐韓日本総領事を呼ぶなど、日本政府に抗議し、国際オリンピック委員会（IOC）にも仲裁に乗り出すことを要請しているが、まだこれといった成果を収めていない。

これに対し、イ・ナギョン（李洛淵）候補、チョン・セギュン（丁世均）候補ら大統領候補者はもちろん、国民世論もまた不参加を求める声が高まっている。今月5～6日に韓国社会世論研究所（KSOI）がTBSの依頼で実施したアンケート調査（全国18歳以上1009人）では、結果、回答者の67.6%が「ボイコットに賛成する」と答えた。 「とても賛成する」は50.6%、「賛成する」は17.0%となった。