韓国のセキュリティ専門企業、日本の通信業者に100G級のセキュリティ装備を単独供給(画像提供:wowkorea)
韓国のセキュリティ専門企業、日本の通信業者に100G級のセキュリティ装備を単独供給(画像提供:wowkorea)

 セキュリティ専門企業「ウィンス」は3日、日本の通信会社に高性能100G級侵入防止システム(IPS)『スナイパーONE 100G』を単独供給すると発表した。今年下半期(7~8月)から初供給物量30台余りを本格的に納品する予定だ。

 ウィンスの関係者は「日本国内の第5世代(5G)移動通信加入者が増加したことにより、5Gネットワーク網構築と共にセキュリティ安全性確保のための高性能製品の需要が着実に増えた」とし、「今年初め、日本の通信顧客社のPoC(概念検証)を経て『スナイパーONE 100G』の単独入札と受注が確定した」と説明した。

 ウインスは2012年から日本の通信会社に相当な規模の10G・40G級IPSを供給し、持続的な品質管理とメンテナンスで信頼を築くために努力してきた。

 『スナイパーONE 100G』は既存装備(40G)より5倍以上多いネットワークトラフィックを安定的に処理するセキュリティソリューション製品だ。大容量ネットワークトラフィックの処理技術を実装し、大規模なISP企業およびエンタープライズ級のユーザに最適化されたセキュリティを提供する。顧客ネットワークの特性に合わせたライセンスオプションの選択が可能であり、暗号化トラフィック分析探知エンジンが搭載されたのが特徴である。

 ウインスは今回の日本の通信会社の納品が韓国国内だけでなく、海外のハイエンド通信市場を先取りしたという点で意義深いと評価した。昨年、韓国国内の主要通信会社であるLG U+とKTにも100G級セキュリティ製品を納品し、高い技術力を証明してきた結果だという説明だ。

 ウインスのキム・デヨン代表は「今回の契約は100G級侵入防止製品の初の海外輸出事例」とし、「韓国と同じく日本も5G新規網投資とデータトラフィックの急増により100G級セキュリティ時代が開かれ、今後ハイエンド市場の持続的な売上拡大が期待される」と述べた。

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