英国は「新型コロナワクチンの提示を義務化するという案を、導入しないことにした」という結論を下した(画像提供:wowkorea)
英国は「新型コロナワクチンの提示を義務化するという案を、導入しないことにした」という結論を下した(画像提供:wowkorea)
英国は 国内の大型イベントなどにおいて、「新型コロナウイルス感染症ワクチンの提示を義務化するという案を、導入しないことにした」という結論を下したと、現地メディアが報道した。「自分の健康状態を提示するよう強制するのは、倫理的な問題を起こす可能性がある」という懸念が、影響を与えたという説明である。

ただ ボリス・ジョンソン英首相は同日、G7(主要7か国)サミットを一か月後に控える中、「ワクチン・パスポートに対する合意が必要だ」として、国際的交流においては ワクチン・パスポートの必要性を示唆した。

30日(現地時間)英国のテレグラフ紙は、ワクチン・パスポートを検討中の 政府関係者たちからの引用で、「英国内で ワクチン・パスポートの使用を義務化するよう、法が変わる可能性はない」と明らかにした。ある消息筋は「(ワクチン・パスポートの導入が)潜在的に可能だと言う人はいない」とし「(導入の可能性が)本当になくなった」と伝えた。

英国政府は、今年2月から 「ワクチン・パスポート」を検討し始めた。ワクチン・パスポートを通して「新型コロナワクチン接種の事実と、最近 陰性判定を受けた」という事実を証明しようというものである。先月からは 本格的にワクチン・パスポートを作る前段階として、これまでの国民保健サービス(NHS)のアプリケーションで、かわりに 接種状況と検査結果を証明するようにしていた。

しかし 英国内で「このようなワクチン接種の証明書を使用することが、果たして正しいのか」という疑問が起こった。「人々が社会のイベントのために、自分の医学的状態の証拠を提示するようにすることは、深刻な倫理的問題を起こす」という懸念である。英国政府も「公共交通やスーパーなどの必須場所では、このようなワクチン接種証明を要求できないようにするべきだ」と判断した。

一方 ジョンソン首相は、国際的には ワクチン・パスポートの使用に対する合意の必要性を強調した。来月11日から13日に 英国南西部コーンウォールで開かれるG7サミットを控える中、このように発言したのだ。ジョンソン首相は国営CBC放送で「G7は、全世界のワクチン接種を2024年か2025年ではない、来年末までに完了できるよう 合意する必要がある」とし「我々は、ワクチン・パスポートや新型コロナ状態確認書に対する意見の一致が必要だ」と語った。つづけて「G7次元で、ワクチン・パスポートや旅行がどのように作動するかに関する合意がなければならない」と語った。

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