韓国の新規感染者430人…総検査数は普段の週末より減少

韓国の新型コロナウイルス新規感染者は31日午前0時基準で430人を記録した。2日連続の400人台で、430人は3月25日から67日ぶりの数値だ。ただ、週末は天気が悪かったため総検査数が約2万7000人にとどまり、普段の週末の3万～4万件より少なかった。検査数が約8万件に回復する2～3日には感染者の規模が拡大する見通しだ。集団感染は遊興施設・カラオケ店を中心に発生している。感染経路不明の個別接触感染も30%に迫っている。

中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準の新規感染者は430人と集計された。国内発生の感染者は411人、海外流入の感染者は19人で、総累積感染者は14万340人だ。

同日の総検査件数は2万7409件で、普段の平日の8万件に比べると半数以下だった。24日午前0時基準の3万5342件と比べても7933件少なかった。

新型コロナウイルスによる新たな死亡者は2人で、累積死亡者は1959人、致命率は1.40%だ。

新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、同日に計4797人がワクチン接種を受けた。このうち新規1次ワクチン接種者は4710人だった。

現在、集団感染の事例は次第に減少している。今月2日から週別に新たに確認された集団感染事例は74件→74件→48件→19件だ。ただ、伝播の可能性が高い遊興施設・カラオケ店を中心とした集団感染が相次いで発生しており、緊張を緩めることができないとの評価だ。

感染経路不明の個別接触による感染は28.5%と30%に迫っている。

同日の国内発生基準の首都圏の感染者は266人で、感染者全体の約65%を占めた。

一方、海外流入の感染者19人は中国を除くアジア13人、欧州1人、米国3人、アフリカ2人と集計された。