中国ロケット残骸墜落をめぐり米韓で協力...「朝鮮半島に落ちる可能性は非常に低い」=韓国(画像提供:wowkorea)
中国ロケット残骸墜落をめぐり米韓で協力...「朝鮮半島に落ちる可能性は非常に低い」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の空軍が中国の宇宙発射体“長征5B号”のロケット残骸墜落予測地点に朝鮮半島が含まれていないと明らかにした。

空軍は7日、米国の宇宙司令部連合宇宙作戦センター(CSpOC)と長征5B号のロケット残骸墜落に備えるための協力テレビ会議を実施し、このような分析結果を公開した。

空軍によると、制御不能状態である長征5B号のロケット残骸の重量は22.5トンに達し、現在、地球の上空約280kmで毎日1~キロメートルほど地球に接近し、韓国時刻で8日または9日ごろに大気圏に進入する。

現在の軌道を分析したところ、墜落地点は韓国ではないことがわかった。ただし、大気に進入すると速度などいくつかの変数が多い。これについて、情報状況室は米連合宇宙作戦センター、韓国天文研究院と緊密に協力し監視情報を継続して交流して対応態勢を維持している。

この日の午前の会議には、空軍宇宙情報状況室長のチェ・ソンファン中佐と米宇宙司令部戦略企画処のヘザー・ウィッツ(Heather Witts)中佐をはじめ、日本、ドイツなどの宇宙分野関係者が参加し、各軍の宇宙監視と分析結果を共有し、共同対応策を模索した。

チェ中佐は「長征5B号の残骸の一部が朝鮮半島に落ちる確率は非常に低いが、本軌道から外れる可能性があり、墜落予想時刻と地点を正確に把握するのは難しい」とし、「空軍は発生可能なすべての場合に対し事前に備え、米連合宇宙作戦センターと協力の下、迅速に対応していく」と述べた。

2020年5月5日に打ち上げられた中国のロケットの残骸物が、同年5月11日午後3時33分ごろ(UTC)大西洋に墜落した。大気圏で燃焼されていない一部の破片が、コートジボアールで発見されている。
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