イ・イニョン(李仁栄)韓国統一相(画像提供:wowkorea)
イ・イニョン(李仁栄)韓国統一相(画像提供:wowkorea)
韓国のイ・イニョン(李仁栄)統一相は、次期大統領選候補における与党“共に民主党”の候補者レースへの出馬について「状況を少し見守ろう」として、留保的な態度をみせた。統一相として 行き詰った南北関係を改善することが「先」だとしながらも、不出馬の公表は明確にせず、出馬の可能性を残した。

イ統一相は、与党内の中枢である586グループ(80年代の大学生で60年代生まれの現在50歳代)のうち4選している議員であり、586運動圏(586グループで、学生や労働者による社会変革運動家たち)の代表走者として、与党圏の一部で「大統領選登場論」が取り沙汰されている人物である。

イ統一相は今日(7日)韓国CBSラジオの番組に出演し「統一相として過ごしてきた中で党の事はかなり忘れ、統一相の仕事に没頭している」として、現在は党の事とは距離を置いている旨を語った。

ただ「政治家であり与党出身者として、政権の再創出に関して 私がすべきことがあれば、どんなことでもしなければならないという考えには変わりない」とし「また 別の側面において 統一・朝鮮半島の平和問題は、党利党略や私利私欲を越えて臨むべき問題であることは間違いない」と語った。

「次期大統領選への不出馬を意味するのか」という司会者の質問に「私がどんな行動をとるか、状況を少し見守ってほしい」として、出馬の余地を残した。

4選を果たしている議員であるイ統一相は、民主化運動の先頭に立っていた586グループにおける象徴的人物である。コリョ(高麗)大学の総学生会長を務め、1987年の全国大学生代表者協議会を結成して初代議長を任され、その後政界に進出した経歴をもつ。

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