ＩＭＦが韓国のコロナ対応を高評価　「Ｇ２０でダメージ最小」

【世宗聯合ニュース】国際通貨基金（ＩＭＦ）が韓国の新型コロナウイルス対策と関連し、健全なファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）の維持や積極的な政策対応などにより、感染拡大による経済的なダメージを緩和することに成功したと評価した。韓国企画財政部が３０日伝えた。　ＩＭＦは報告書で韓国政府が効果的な防疫政策により、ほかの先進国に比べて感染率を低く抑え、打撃を受けた業界などへの財政支援や、金融市場を安定化するための迅速な措置など総合的な政策対応を実施したと言及した。　その結果、昨年の実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率はマイナス１．０%で、主要２０カ国・地域（Ｇ２０）の先進国では減少幅が最も少なかったと指摘した。　一方でＩＭＦは韓国の金融システムについて、健全な金融政策が功を奏し新型コロナの衝撃にうまく対応したとしながらも、融資残高の増加ペースが速いことなどに懸念を示した。