大会開幕に先立ち、民団は京都国際高校を応援するための募金を呼び掛けていた(民団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
大会開幕に先立ち、民団は京都国際高校を応援するための募金を呼び掛けていた(民団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】1日に閉幕した第93回選抜高校野球大会で外国人学校として初めて甲子園出場を果たした京都国際高校(京都)の野球部に、このほど約3100万円の募金が贈られた。在日同胞を代表する組織、在日本大韓民国民団(民団)の中央本部や京都をはじめとする日本各地の民団団員、超党派でつくる韓日議員連盟所属の国会議員らが支援に賛同した。

 朴慶洙(パク・ギョンス)校長は26日、「韓国語の校歌が甲子園球場に響き、その感動のおかげで野球部はこれまでにも増して真剣に練習に取り組むようになった。在日同胞の存在感を高めるという使命感で、引き続き力を磨いていくことだろう」と述べた。

 京都国際高校は3月24日の1回戦で柴田(宮崎)を5―4で下し16強入りしたが、27日の2回戦で東海大菅生(東京)に4―5の逆転負けを喫した。

 同校の運動場は狭く、内野の練習しかできない。外野の練習をする時はどこか球場を借りる必要がある。そうした厳しい練習環境の中でもセンバツ出場を果たし1回戦を突破したことに、コリアン社会は大きな拍手を送った。 

 京都国際中学高等学校は民族学校が前身。日本の学校教育法上の「1条校」で、韓国政府からも中高一貫校として認可されている。


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