店員を暴行したベルギー大使夫人、脳梗塞で入院中…「回復後に取り調べを受ける」=韓国(画像提供:wowkorea)
店員を暴行したベルギー大使夫人、脳梗塞で入院中…「回復後に取り調べを受ける」=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウル市内の洋服店で職員に暴行を加えた疑いが持たれているベルギー大使の夫人が脳梗塞で入院していることが確認された。ただし、病状が好転し次第、警察の取調べに臨むという。

ベルギー大使館関係者は20日「(大使夫人が)先週、脳梗塞で入院し、まだ病院にいる状況だ」とし「入院当初は重患者室にいたものの、最近、一般病室に移った」と明らかにした。

続いて「今は話せるほどに病状が好転し、回復し次第、警察の取り調べに応じる予定だ」としながらも「ただし、完全に回復するのがいつになるかは分からない」と付け加えた。

これに先立ち、ソウル市ヨンサン(龍山)警察署は、Peter Lescouhier駐韓ベルギー大使の夫人が9日、ソウル市龍山区の洋服店で店員の頬を叩いたという通報を受け、取り調べをしていることを明らかにした。

これは夫人がこの洋服店で服を見て回った後、店で販売している服と同じ服を着て出たため、店員が夫人は支払いをせずに店を出たものと思い、ついていったことから始まったという。

この店員は時折、同様の盗難事件が発生した経験をもとに夫人を追跡したが、確認の結果、夫人はこの日、同じブランドの他の売り場で同じ服を購入して着ていたことが分かった。その後、店員は夫人に英語で「申し訳ありません。私のミスでした」と謝罪した後、職場に戻った。

ところが、夫人は数日後、再び売り場を訪れ、自分についてきた店員ともめた。この時に仲裁に入った別の店員が夫人に右頬を叩かれたという。

警察関係者は「まだ取り調べには応じないという意思表現はなかった」とし「通常の手続きに従って経緯を把握しており、これに合わせて捜査を進める」と説明した。

しかし、今回の事件は韓国国内で1971年から発効された「外交関係に関するウィーン条約」によって“公訴権なし”で終結する可能性が高いという見通しも出ている。協約によると、外交官の世代を構成するその家族には身体不可侵と刑事裁判管轄権兔責特権を与えるとあるためだ。

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