米ホワイトハウスで会談するバイデン大統領(左)と菅首相=(共同=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
米ホワイトハウスで会談するバイデン大統領(左)と菅首相=(共同=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】日米首脳会談のため訪米した日本の菅義偉首相は講演で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)と条件を付けずに会う用意があると述べたが、北朝鮮は菅氏の発言に直接言及せず、日本への非難を続けている。 朝鮮労働党機関紙、労働新聞は18日、壬辰倭乱(文禄の役)に触れながら「わが人民は日本の侵略の歴史を忘れていない」と強調。日本植民地時代にも言及し「民族抹殺政策を実施して数多くの朝鮮人を労働奴隷や性奴隷として連れて行き、苦痛と死を強要し、天文学的な額の文化的財物と資源を強奪した」と批判した。さらに、日本が歴史を美化、歪曲(わいきょく)していると非難し「日本は全ての罪悪の代価を必ず払うだろう」と警告した。 北朝鮮の対外向け週刊紙「統一新報」も、旧日本軍慰安婦の動員の強制性をきちんと取り上げていない高校教科書が日本の教科書検定に合格したことを非難した。 菅首相は16日(米東部時間)、日米首脳会談後に米戦略国際問題研究所(CSIS)主催のオンライン講演会で、「条件をつけずに金正恩委員長と会う用意がある」と表明し、拉致問題解決と実りある日朝関係の樹立に向け先頭に立って行動していくと述べた。
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