ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、世界保健機関(WHO)の平壌駐在事務所のエドウィン・サルバドール所長は9日(現地時間)、「新型コロナウイルスワクチンの国際共同配分プロジェクト“コバックス”を主導する世界ワクチン免疫連合(GAVI)から北朝鮮へのワクチン供給が遅れるとの通知を受けた」と明らかにした。
北朝鮮はコバックスを通じて現在までに199万2000回接種分の新型コロナウイルスワクチンを確保しており、このうち170万4000回分を5月までに受け取る計画だった。
北朝鮮が受け取る新型コロナウイルスワクチンは、英オックスフォード大学と製薬会社アストラゼネカが共同開発したワクチンで、1人2回の接種を基準とする。北朝鮮は、インドで生産されたワクチンを供給される予定だった。
しかし最近、世界的に新型コロナウイルスワクチンの需給に支障が生じ、北朝鮮に割り当てられている量は予定通りの供給が難しい状況になったとみられる。
サルバドール所長も「新型コロナウイルスワクチン供給の遅れは、北朝鮮だけでなく他の国にも該当する」と説明した。
北朝鮮は医療陣・高齢者などに新型コロナウイルスワクチンを優先接種するという計画を立てていたという。
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