AAYCで活動するメンバー(AAYC提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
AAYCで活動するメンバー(AAYC提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ニューヨーク聯合ニュース】米東部を中心に活動する韓国系青少年の団体、在米次世代協議会(AAYC)が4日(現地時間)、ニュージャージー州のテナフライが10月21日を「korean Hanbok Day(韓服の日)」に定めると伝えた。中国が韓国伝統衣装の韓服を中国伝統衣装と主張していることに衝撃を受けたAAYCが米国の政界と自治体に働きかけたところ、テナフライが海外で初となる「韓服の日」制定に動いたという。

 10月21日は韓国の「韓服の日」と同じ。韓国の伝統衣装であることを強調するために「korean」と入れ、韓服も韓国語の発音通り「Hanbok」と表記することにした。

 AAYCのブライアン・チョン代表は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で中国が韓服とキムチを中国文化だとこじつけていることを知ったという。AAYCのメンバーと対策を話し合った結果、韓服が韓国文化であるという根拠を示せれば後の世代が中国の主張に反論できるとの意見で一致。米政界と各地の政治家に「韓服の日」制定を働きかけ始めた。

 テナフライが最初にこれを受け入れた。首長は「韓服の起源は紀元前2333年に檀君が建国した古朝鮮にまでさかのぼることができる」と明言し、「韓人社会の力と大韓民国との特別な関係を記念するため」に「韓服の日」を制定すると説明した。6日に制定宣言の式典を開く予定。

 AAYCは米国のほかの都市にも「韓服の日」制定を働きかける計画だ。

 同団体は2017年、ニュージャージー州内の高校教師による韓国系生徒への人種差別行為に対処するため結成された。活動の主な目的は米国での韓国系住民の影響力伸長だが、検索サイトのグーグル上にキムチが中国発祥と表示されたことに対し抗議のメールを送り、訂正に至ったこともある。


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