仁川空港に到着したワクチンを運ぶ関係者=31日、仁川(聯合ニュース)
仁川空港に到着したワクチンを運ぶ関係者=31日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が米製薬大手ファイザーと直接契約した新型コロナウイルスワクチンの追加供給分が31日、韓国に到着した。

 

 今回供給された25万人分(50万回分)のワクチンは、ドイツ・ケルンから中国・深センを経由して仁川国際空港に到着した。

 保管条件が厳しいファイザーのワクチンを運ぶため、振動を抑えて温度・湿度を一定に保つ特殊車両が準備され、軍と警察の護衛を受けて物流センターに向かった。

 政府がファイザーと直接契約したのは計1300万人分。24日に初回供給分の25万人分を受け取ったのに続き、この日さらに25万人分が到着したことで、計50万人分のワクチンを確保した。 

 政府は6月までに300万人分を新たに受け取る予定だ。全国の75歳以上の高齢者と高齢者施設の入所者・従事者が4月1日から接種を受ける。

 先に接種を受けた新型コロナ感染症の治療を行う病院の医療従事者には、ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」が供給したファイザー製ワクチン5万8000人分が使われた。

 一方、政府がこれまでに確保したワクチンは計7900万人分だ。内訳はCOVAX1000万人分、英アストラゼネカ1000万人分、ファイザー1300万人分、米ヤンセンファーマ600万人分、米モデルナ2000万人分、米ノババックスが2000万人分となっている。


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