ライシャワー日本研究所はホームページに掲載した15日付の声明で「ハーバード大の校訓に基づき、真理の追究に敬意を払うと同時に、高い水準での学問的誠実性の維持を推進していく」としながら、問題の論文を指して「ラムザイヤー教授による最近の出版物は、その学問的根拠に対して、ハーバード大の日本研究者の間でも深刻な懸念が表明されている」と指摘した。
同大のアンドルー・ゴードン教授とカーター・エッカート教授がラムザイヤー氏の論文を掲載した出版社に宛てた声明、国際的な日本研究者による検討と反論、ハーバード大ロースクール所属のソク・チヨン(ジニー・ソク・ガーセン)教授の寄稿に言及し、その内容を紹介するためリンクを張った。
また、同研究所はラムザイヤー氏の論文の出版社に対し、これら研究者が提起した懸念に十分対応するよう求めたほか、「いかなる形の差別的言動、ハラスメント、脅迫についても断固として反対する」と強調した。
ハーバード・クリムゾンによると、ラムザイヤー氏は先月の同紙のインタビューで、殺害をほのめかす脅迫と憎悪の発言が書かれた電子メールを受け取ったと語った。
ライシャワー日本研究所の所長をはじめとする日本研究者にも脅迫メールが送られたとされる。
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