ワクチン接種後の経過観察を行う待合室=(聯合ニュース)
ワクチン接種後の経過観察を行う待合室=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国保健当局によると、新型コロナウイルスのワクチン接種による副反応とみられる症状が7日午前0時までに新たに806件報告された。このうち9件は強いアレルギー反応の「アナフィラキシー」が疑われ、2人が重症患者室に入院した。2月26日にワクチン接種を開始して以降、副反応の報告は累計3689件、接種後の死者は計8人にそれぞれ増えた。韓国で接種を受けた人は31万4656人で、接種率は人口(約5200万人)の0.61%。  副反応が発生したのは接種者の1.17%。ほとんどが頭痛や発熱など予防接種後に一般的に現れる軽微なものだった。 副反応が報告されたケースのうち、3671件が英アストラゼネカのワクチンで、残りの18件は米ファイザーのワクチンだった。 アナフィラキシーとみられる報告は累計33件となった。このうち、アナフィラキシーショックが1件で、残りの32件はアナフィラキシーショック様反応だった。 アナフィラキシーショック様反応は呼吸困難やじんましんなどの症状が出るものの、治療で好転することが多いという。 接種後の死者は前日より1人増えた。 当局は、接種後の死亡や深刻なアナフィラキシーなどについて調査を進めている。これまで接種との因果関係は確認されていないという。
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