ワクチン接種後死亡、因果関係調査中「海外でも因果関係確認されず」=韓国(画像提供:wowkorea)
ワクチン接種後死亡、因果関係調査中「海外でも因果関係確認されず」=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の新規副反応申告件数が3日午後までに、209件報告された。このうち、死亡事例が2件発生しており、防疫当局はワクチンとの因果関係を判断するために、疫学調査及び被害調査班を構成した。

チョン・ウンギョン(鄭銀敬)新型コロナ予防接種対応推進団団長(疾病管理庁長)は、英国402人、ドイツ105人などの死亡事例を挙げて「他の国でも多くの死亡例が報告されたが、予防接種との因果関係が確認された事例は、現在までにない状況」と過度の不安を警戒した。

チョン団長は3日、新型コロナ予防接種異常反応申告事例関連の会見で、「本日新型コロナ予防接種後に死亡したという申告が2件報告された」と明らかにした。

キョンギド(京畿道)コヤン(高陽)市でワクチン接種を受けた50代の男性は、療養病院入院患者で、2日にアストラゼネカワクチン接種後、同日午後、胸の痛みと吐き気、呼吸困難などの症状が発生し応急処置を受けた。しかし、3日午前、心臓発作が現れ、午前7時に死亡した。

この男性は、心臓病や糖尿病、脳卒中などの複合基礎疾患の治療中ということが分かった。

ピョンテク(平沢)市でも療養病院に入院していた60代が2月27日、アストラゼネカワクチン接種後、発熱と全身筋肉痛などの症状が現れ、病院に運ばれた後、この日に死亡した。この患者は、脳血管疾患があったと伝えられた。

疾病管理庁は、自治体と共に疫学調査を実施している。また、追加のカルテ調査と市・道の迅速対応チームの検討、疾病庁予防接種被害調査班の調査などを通じて、予防接種との関連性を確認するという計画である。

チョン団長は「ワクチン接種後の異常反応というのは、予防接種を受けてから起こる症状や病気をすべて異常反応と表現する。新しいワクチンである新型コロナワクチンについては、因果関係の把握が容易ではないと判断する」と述べた。

その一方で、「全世界で2億人以上が予防接種を受けた状況であり、各国で一か月ほど実施した接種の異常反応の分析結果をたくさん出している。このような結果を参照し、個々の内容を経て、既存資料と専門家を介して判断することになる」と説明した。

チョン団長は「英国も、ファイザーやアストラゼネカワクチン接種後、402人が死亡しており、ドイツの場合も113人、カナダ、ノルウェー、フランスなどでも予防接種後の死亡事例の報告が多く申告されている」と述べた。

続いて「しかし、予防接種との因果関係が確認された事例は、現在までにない状況」とし「我々も詳細内容をよく分析して、因果関係、関連性については検討しお伝えする」とした。

また「専門家で構成された被害調査班の審議結果が整理され次第、情報を公開していくようにする」と付け加えた。

一方、防疫当局によると、死亡事例が発生された療養病院では、ワクチン接種前にも、月5〜7人程度の死者が発生していると分析された。

チョ・ウンヒ新型コロナ予防接種対応推進団、接種後管理班長は「全国の療養病院での月平均死亡者数は多様である」とし「現在(死亡事例が)発生した療養病院では、月に5~7件以上の死亡者が発生している」と述べた。

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