李洛淵共に民主党代表から花束を受け取る朴映宣元中小ベンチャー企業部長官(画像提供:wowkorea)
李洛淵共に民主党代表から花束を受け取る朴映宣元中小ベンチャー企業部長官(画像提供:wowkorea)
韓国で「K注射器」量産の立役者と言われているパク・ヨンソン(朴映宣)元中小ベンチャー企業部長官が1日、4月7日のソウル市長補欠選挙に出馬する共に民主党候補に選出された。共に民主党候補が選出されたことで、動きが鈍かった汎与党陣営の候補一本化にも弾みがつきそうだ。

朴元長官はこの日の午後、ソウル市ヨンドゥンポ(永登浦)区にある共に民主党本部2階の大講堂で開かれたソウル市長候補選出の開票行事で、計69.56%を得票し、30.44%に止まったウ・サンホ(禹相虎)議員を破り、最終候補に選出された。

朴前長官は受諾演説で「風が強く吹けば、ある者は塀を立てるが、ある者は風車をつける」とし「皆さんの大切な意思を尊重し、危機を機会に変え、風を変化のエネルギーにするソウル市長になる」と述べた。続いて3月1日の独立運動記念日を意識し、「マスク、微細粉塵、炭素公害、不動産問題、雇用不安、交通地獄からソウルを独立させる」とし、「坪当たり1000万ウォン台の半額マンションで庶民に自宅購入の夢を早めることができるソウル市長になる」と約束した。

当初、ジャーナリスト出身の朴元長官は、大衆の認知度ではリードしている一方、党内の組織力では学生運動出身の禹議員に劣勢だという見方もあったが、結果は異なった。朴元長官は、ソウル市の権利党員18万人を対象にした投票と、一般選挙人団を対象にした世論調査でいずれも勝利した。朴元長官は権利党員投票で63.54%を得票し、36.46%にとどまった禹議員を大きくリードした。ソウル市民を対象にした自動応答システム(ARS)投票でも71.48%を得票した。

選挙戦が薄氷に流れることによる共に民主党支持層の危機意識が反映されたという分析だ。同日、アン・チョルス(安哲秀)国民の党代表とクム・テソプ(琴泰燮)元共に民主党議員の間で一本化が実現されるなど、野党の候補一本化の追い風に乗り、世論調査で相対的に勝利の可能性が高い候補に票が集まったということになる。党内選挙運動の過程で朴前長官は「民心が党心」と述べ、本選の競争力を、禹議員は「共に民主党らしい候補」と言及し、正統性を強調してきた。

朴前長官の選出で、共に民主党と開かれた民主党、時代転換間の汎与党陣営候補一本化論議も急浮上するものと思われる。キム・ジネ(金鎮愛)開かれた民主党、チョ・ジョンフン(趙廷訓)時代転換議員は4・7ソウル市長補欠選挙を完走するには、選挙法上、8日前に議員職を辞めなければならないため、以前に論議を終える可能性が高い。開かれた民主党と時代転換は2日頃、一本化方式などを発表するものと見られる。

共に民主党の最終候補に決まった朴前長官は2日、初の日程として国立ソウルヒョンチュンウォン(顕忠院)を訪れる予定だ。続いて国立中央医療院を訪問し、コロナ関連のファイザーワクチン1号接種者と会った後、ワクチン接種総括責任者と懇談会を開く。

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