韓国軍、“相次ぐ警戒失敗”22師団の精密診断に着手(画像提供:wowkorea)
韓国軍、“相次ぐ警戒失敗”22師団の精密診断に着手(画像提供:wowkorea)
最近、北朝鮮の男性のいわゆる“水泳亡命”事件で、再度警戒失敗の批判を受けている陸軍第22歩兵師団に対して、軍当局が今月中に精密診断に着手する計画であることがわかった。

 1日、軍関係者によると、国防部と合同参謀本部・陸軍本部など関係当局は、22師団の繰り返される警戒失敗議論と関連し、任務遂行実態・条件を総合評価し、不備に対する補完策を講じるための合同調査を行うことにした。

 消息筋は「第22師団の問題は、指揮官数人に警戒失敗の責任を問うだけで済むことではない。時間がかかっても、根本的な対策を講じなければならない事案だ」とし、事件発生時の警戒・監視態勢と指揮・報告・対応体系など任務遂行全般に対する再検討が行われると説明した。

 カンウォンド(江原道)コソングン(高城郡)一帯の前方の鉄柵と海岸警戒の責任者である第22師団管轄地域では、今回の事件の前にも、2012年には北朝鮮軍兵士が韓国軍監視所の窓をノックして亡命する、いわゆる「ノック亡命」事件が、そして昨年11月には脱北者が鉄柵を越えて韓国側に亡命する「越柵亡命」事件が発生し、社会的波紋を呼んでいた。

 一方、国防部をはじめとする軍当局は、第22師団に対する精密診断で、兵力及び部隊構造の改編と警戒責任の範囲に対する適正性及び効率性、そして軍が使用する科学化警戒監視装備の誤作動など、これまで提起された問題を綿密に検討する方針だ。


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