サムスン電子が世界のテレビ市場で15年連続シェア1位を記録した(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
サムスン電子が世界のテレビ市場で15年連続シェア1位を記録した(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が、世界テレビ市場で15年連続シェア1位を記録した。

 英調査会社オムディアが24日までに発表した統計によると、サムスン電子は2020年の世界テレビ市場で過去最高となるシェア31.9%(売上高ベース)を占めた。昨年10~12月期のシェアは31.8%だった。

 同社は2006年にテレビ「Bordeaux(ボルドー)」を発売し、世界市場で初めてシェア1位(14.6%)を達成。09年にLEDテレビ、11年にスマートテレビを発売してシェアを高めてきた。

 17年にはQLEDテレビを発売して市場でのリーダーシップを強化。19年に初めてシェア30%を超え(30.9%)、昨年再び記録を更新した。

 同社は過去最高のシェアを達成した要因について、QLEDと超大型テレビに集中した戦略が奏功したと説明した。

 QLEDテレビの販売台数は17年の80万台から18年には260万台、19年には532万台と増加を続け、昨年は779万台を売り上げた。昨年のサムスン電子のテレビ売上高全体に対してQLEDが占める割合は35.5%だった。

 特に2500ドル(約26万円)以上のプレミアムテレビ市場では、サムスンがシェア45.4%で首位の座を守っている。

 また、75型以上で47.0%、80型以上で50.8%と超大型テレビ市場でも圧倒的1位を維持している。

 サムスン電子映像ディスプレー事業部長の韓宗熙(ハン・ジョンヒ)社長は「今後も革新技術を基盤に多様なユーザーのライフスタイルを反映し、皆の持続可能な未来のためにエコ製品を増やすなど『スクリーン・フォー・オール』時代を作っていく」と述べた。


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