デニー太極旗(国立中央博物館提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
デニー太極旗(国立中央博物館提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の国立中央博物館が22日、国内に現存する最も古い太極旗(韓国国旗)「デニー太極旗」を23日から3月8日まで常設展示室の大韓帝国室で特別公開すると発表した。日本による植民地支配に抵抗して1919年に起きた独立運動の記念日「三・一節」(3月1日)102周年に合わせて企画した。

 この太極旗は、1890年に朝鮮王朝第26代王の高宗(在位1863~1907年)が外交顧問だった米国人オーウェン・デニーの帰国の際に贈ったもので、「デニー太極旗」と呼ばれる。デニーの子孫が1981年に韓国に寄贈し、登録文化財に指定された。

 大きさは縦180センチ、横263センチ。白地の綿布を2枚つなげ、中央に赤色と青色の布を縫い合わせて「太極」をあらわした。周りの「四卦」は、形と配置は現在の太極旗とほぼ同じだが、色は黒でなく青になっている。 

 国立中央博物館は太極旗の歴史を紹介する映像も準備する。


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