中国、レアアース対米輸出制限報道から一転、「生産増やす」、米中関係改善の一歩となるか(画像提供:wowkorea)
中国、レアアース対米輸出制限報道から一転、「生産増やす」、米中関係改善の一歩となるか(画像提供:wowkorea)
最近、中国がレアアースの対米輸出を制限する可能性があるという報道が相次いでいる中、中国が逆にレアアース生産割当を増やしたと、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストが21日付で報じた。

同紙は、「これは中国がアメリカに和解のシグナルを送ったもの」とし、「アメリカもこれに応じる措置を取らなければならない」と伝えた。

中国産業情報部とエネルギー部は先週金曜日(19日)、今年上半期のレアアースの生産量を前年比4分の1まで増やす計画だと明らかにした。昨年、中国は6万6000トンのレアアースを生産したが、これを8万4000トンに増やすという。

中国は毎年上半期と下半期にその年に生産するレアアースの生産割当を発表する。

ワン・ヨン北京大国際経済学教授は「中国は西側、特にアメリカにレアアースを武器にしないことを宣言した」とし「バイデン政権が中国のこうした善意を真剣に受け止め、両国関係の改善に乗り出さなければならない」と述べた。

このニュースは、最近相次いで、「中国が対米レアアースの輸出制限を検討している」と報道している中で出たものだ。

このような報道にもかかわらず、中国政府はレアアース生産割当をむしろ増やし、アメリカやヨーロッパの憂慮は払拭されるものとみえると同紙は伝えた。
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