ソウル駅そばに設置された新型コロナウイルスの臨時検査所=17日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル駅そばに設置された新型コロナウイルスの臨時検査所=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は18日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から621人増え、累計8万5567人になったと発表した。市中感染が590人、海外からの入国者の感染が31人だった。新規感染者が600人を上回るのは2日連続となる。2日以上連続して600人を超えるのは1月8~10日以来。

 昨年11月中旬から本格化した新型コロナ流行の「第3波」はピークを過ぎ、1日当たりの新規感染者数は減少傾向にあったが、再び上昇に転じた。旧正月連休(今月11~14日)には検査件数が減少した影響で13~15日は300人台まで下落したが、16日は457人、17日は600人台に急増した。

 新たに確認された市中感染者590人を地域別にみると、ソウル市が179人、京畿道が237人、仁川市が16人と首都圏が432人だった。432人は1月8日以来の高水準。

 首都圏以外の地域では釜山市と忠清南道がそれぞれ28人、慶尚北道が22人、忠清北道が16人、光州市と大田市がそれぞれ12人、大邱市が9人、慶尚南道が7人、蔚山市が6人、全羅北道と済州道がそれぞれ5人、全羅南道が4人、江原道が3人、世宗市が1人だった。

 京畿道南楊州市のプラスチック製造工場でこれまでに115人の感染が確認されたほか、忠清南道牙山市にある大手ボイラーメーカーの工場で起きた集団感染ではこれまでに129人の陽性が判明した。ソウル市の順天郷大病院などでも感染者が相次いで出ている。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは31人で、このうち12人は空港や港湾での検疫で判明し、19人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から6人増えて計1544人となった。韓国国内の平均致死率は1.80%。重篤・重症患者は前日から8人減り161人となっている。

 17日の検査件数は4万2647件で、前の日に比べ4430件少なかった。


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