5人以上集合禁止緩和で「今週末に帰省する」増加…家族感染30%に懸念の声=韓国(画像提供:wowkorea)
5人以上集合禁止緩和で「今週末に帰省する」増加…家族感染30%に懸念の声=韓国(画像提供:wowkorea)
政府が旧正月(ソルラル)の連休後に「社会的距離の確保」の段階を一部緩和し、「5人以上の集合禁止」から直系家族を例外とするとしたことで、防疫の実効性をめぐり懸念の声が上がっている。

中央災難安全対策本部は今月15日から、これまで適用してきた「5人以上の私的集まりの禁止」に直系家族は例外とすることにした。

直系家族は祖父母、父母、息子・娘、嫁・婿、孫などが該当する。兄弟や姉妹のみの集まりは該当しない。

15日から父母が参加する家族の集まりは人数に関係なく社会的距離の確保の適用を受けないこととなった。

これにより旧正月に帰省できなかった家庭では今週末に両親の家に行くため準備をするというケースが多い。

コヤン(高陽)市に住むイさん(48・会社員)は、「旧正月に両親に会いに行けなかったのが申し訳ないので、遅くなったが週末に息子と1泊の日程で行ってくる」と話した。

また、家族旅行を計画する家庭も増えている。

高陽市に住むユさん(44)は、「5人以上集合禁止のため昨年から集まれなかった家族で、今月中にペンションを借りて遊びに行く計画」だと話した。

直系家族の例外適用の初日だった15日、飲食店でも5人を超える家族の集まりがあちこちで見られた。

しかしこうした家族の集まりを懸念する声も少なくない。

ある自治体の保健所関係者は、「最近地域内の新型コロナウイルス感染者の約30%が家族間の伝染により発生している状況」だとし、「5人以上集合禁止で居住地が異なる親類縁者の感染は発生していないが、直系家族の集まりが許容されれば地域間の感染に拡大するだろう」と懸念している。
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