チョン・ウンギョン(鄭銀敬)疾病管理庁長は15日の記者会見で「アストラゼネカワクチンに関する効能の論難は接種率を低下させる恐れがある」とし「追加の臨床情報を確認した後、3月末に65歳以上の接種案を決める」と述べた。
ソウル市クロ(九老)区に住む会社員パク某さん(34)は「北欧で老年層が多く死亡したと聞いていた」とし「他国の接種事例をもっとよく見てから、65歳以上の人たちに接種すれば安心すると思う」と話した。
一方、政府が不信をあおったという意見もある。ソウル市カンソ(江西)区に住むシン某さん(59)は「政府の言葉が行ったり来たりしていて、ヨーロッパでも老年層への勧告をしていないというから、ワクチンは安全なのか信じられない」とし「父は90代で、老人ホームではなく家にいるので、危険を甘受してまで接種する必要はないと思う」と話した。
キョンギド(京畿道)ハナム(河南)市に住むユン某さん(60代)も「私は65歳以上ではないが、たとえ接種対象になっても接種はしない」とし「一線の医師たちは、接種過程で対象者をきちんと説得しなければならないと思う」と話した。
コロナのワクチン接種は26日から老人ホームなどを皮切りに順次拡大される。国内1号接種対象者は老人ホーム従事者になる可能性が高い。関連業界は、政府の具体的指針を待つと慎重な反応を示した。
老人ホームの関係者は「老人ホームでも、雰囲気はそれぞれ違う」とし「不安を感じる方もいるが、内部リスクを下げるという点で接種するべきだという意見が多い」と話した。
さらに「政府が接種模擬訓練を経た後、異常反応マニュアルなどの細部指針を公開すると発表したので、まずは待たなければならない」と述べた。
保健医療労組側は政府方針にまだ公式意見を出していない。保健医療労組関係者は「アストラゼネカワクチンは臨床標本が多くなく、短期間の評価だけが出ている」とし「ワクチンの効能と安全性は専門家たちが判断する問題だ」と述べた。
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