判決公判に向かう金錫均氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
判決公判に向かう金錫均氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】2014年に韓国南西部の全羅南道・珍島沖で旅客船セウォル号が沈没した事故で初動対応を十分に取らず乗客を死亡させたとして、業務上過失致死などの罪で在宅起訴された元海洋警察庁長の金錫均(キム・ソッキュン)被告に対する判決公判が15日、ソウル中央地裁で開かれ、無罪が言い渡された。 金被告と同じ罪で起訴された海洋警察の当時の幹部など関係者9人についても全員無罪が宣告された。 判決は「被告人らの業務上過失に対し有罪が立証されたとみなすのは難しい」とした。 金被告らはセウォル号沈没事故が発生した当時、救助に必要な義務を果たさず303人を死亡させたなどとして昨年2月に在宅起訴された。 検察の特別捜査団は金被告らが乗客への避難指示や乗客の救助に関連し、必要な義務を果たさなかったと判断。金被告に禁錮5年を求刑していた。 一方、被告側は事故について遺憾の意を示し、謝罪を伝えながらも、法的な罪はないとして無罪を主張した。
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