米ホワイトハウスと中国外務省が公開した声明によると、中国の春節(旧正月)を控えバイデン米大統領が新年のあいさつをした後、中国が敏感に受け止める分野で、攻勢を仕掛けた。
バイデン大統領は、米国民の安保・繁栄・健康・生活方式を保護し、自由で開放されたインド・太平洋を保存することが、自身の優勢事項だと断言した。
米国のインド・太平洋戦略は、域内同盟国およびパートナーたちとの緊密な協力を通じて、自由で開放されたインド・太平洋と 規則に基づいた秩序を構築し、事実上 中国の影響力拡大をけん制することを目標にしている。
この日 バイデン大統領は、中国の強圧的で不公正な経済慣行、香港弾圧、新疆での人権弾圧、台湾を含めたこれらの地域での より強硬化している行動に対する根本的な懸念を示した。
これらの問題は、中国が非常に敏感に受け取る分野である。中国政府は、香港・新疆・チベットは「国内問題」であり「外部勢力が介入してはならない」という立場を固持している。
米ホワイトハウスは、米中首脳が新型コロナウイルス感染症への対応と世界保健安保、気候変動、武器拡散防止という共通課題についての意見も交換したと伝えた。
一方 習主席は、この半世紀の間 国際関係において最も重要なことの一つは、米中関係の回復と発展だと言及しながら、これまで困難があったが 全般的な発展は続けられ、全世界の平和と安定、繁栄は促進されたと強調した。
つづけて習主席は「“米中協力”は、両国の前に置かれた唯一の正しい選択である」とし「両国間の協力は、両国と全世界にとって利益となる数多くの重要なことを成すことができる」と伝えた。また「両国間の対立は、両国だけでなく全世界に災難となるだろう」と警告した。
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