高齢者アストラゼネカワクチンどうする…医師「当然投与vs先送り」=韓国(画像提供:wowkorea)
高齢者アストラゼネカワクチンどうする…医師「当然投与vs先送り」=韓国(画像提供:wowkorea)
アストラゼネカのコロナワクチンが今月25〜26日頃、韓国内で初めて接種を開始する。これにより、疾病管理庁が65歳以上の接種計画を調整するかどうかに注目が集まっている。アストラゼネカワクチンの65歳以上の接種については、海外でも国ごとに立場が異なる状況である。

韓国内の医療現場では、集団免疫の形成のために65歳以上の高齢者についても予定通り接種を展開しなければならないという意見が大半だが、2か月後に追加される臨床データを確認するまで接種を先送りしようという意見もある。

11日、業界によると、食品医薬品安全処が今月10日に最終点検委員会でアストラゼネカのコロナワクチンの国内品目許可を承認し、満65歳接種などの詳細な接種計画は疾病管理庁予防接種専門委員会が決定することとなった。疾病庁は、近々専門家諮問を受けて委員会を開き、65歳以上の接種計画の詳細を決定する予定である。

食品医薬品安全処は、18歳以上を対象としたアストラゼネカワクチン投与を承認し、今年4月までに米国の高齢者臨床結果の追加提出を求める条件をつけた。

ここで満65歳以上には接種を慎重にしなければならないという注意事項も追加した。高齢者の場合、臨床参加者の数が不足し統計分析が不十分のためだ。

これと関連食品医薬品安全処のキム・カンリプ所長は、「65歳以上の高齢者の場合(ワクチン投与後)の安全性と免疫反応の面で問題はないが、追加資料が必要であり、医師が対象者の状態に応じてワクチン接種の有効性を十分に判断して決定するように」と説明した。

専門家の間では、高齢者の接種をしてもいいという意見が多数だ。高麗山病院感染内科のチェ・ウォンソク教授は「昨年12月までに収集された資料は統計的に有意なレベルではないが、全体的な効果は一般成人と高齢者の間で大きく差はない傾向を示している」と述べた。
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