1月に第8回朝鮮労働党大会を記念して行われた軍事パレード(朝鮮中央テレビから、資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
1月に第8回朝鮮労働党大会を記念して行われた軍事パレード(朝鮮中央テレビから、資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は8日、朝鮮人民軍の正規軍創設を祝う建軍節73周年を迎えた。党機関紙の労働新聞は軍に対し、経済建設全般での主導的な役割を促した。  労働新聞はこの日の社説で、「人民軍隊は党の社会主義建設構想を先頭で実現していく斥候隊、手本の集団」とたたえた後、昨秋の台風で被災した検徳地区を「国家の手本となる山間都市、鉱山都市に押し上げる事業」をはじめ、「駐屯地域の市・郡を社会主義の仙境にするための軍民協同作戦」を主導しなければならないと強調した。 金正恩(キム・ジョンウン)党総書記は1月に開催された第8回党大会で地方経済の発展に注力するよう指示している。軍部隊は今後、各駐留先で住宅建設など地域経済の発展に動員されるとみられる。 労働新聞はまた、軍は党の徹底した統制下にあり、党のために動かなければならないという点を強調した。北朝鮮は先の党大会で党規約を改定し、党は軍の上位組織だと明確に位置付けている。 労働新聞はこの社説で、金総書記まで3代にわたる体制で軍事力が強化されたことも誇示した。 北朝鮮は1948年2月8日に人民軍を創設し、77年まではこの日が建軍節だった。78年からは金日成(キム・イルソン)主席が朝鮮人民革命軍(抗日遊撃隊)を組織したとされる日(32年4月25日)を記念して建軍節を4月25日に改めたが、2018年に再び2月8日に戻した。昨年、4月25日は国家名節として祝日に指定された。
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