オ被告は過去、特殊強姦の罪で懲役3年、特殊強盗の罪で2度それぞれ3年と懲役3年6か月を言い渡され服役していた常習犯だったという。
2016年に出所したオ被告は、仕事をするたびに失敗し、借金は1億ウォン(約980万円)を超える状態だった。オ被告はインターネットで投資放送をする”なりすましBJ”をしながら昨年1月、ウィジョンブシ(議政府市)内のオフィステルに事務所を構え、同年3月からAさんをスタッフとして採用した。
Aさんが事務所に出勤し始めてから100日が過ぎたころ、オ被告は本性を見せ始めた。
Aさんに対して露出の激しい服を着るように強要し、株関連のインターネット放送に出演するように要求。これをAさんは拒否した。
翌日、Aさんが出勤するとオ被告は凶器で威嚇し、Aさんを椅子に縛り付けた。この状態でオ被告は「俺がおまえに食べさせ、与えた金を全部返せ」と怒鳴り、Aさんの母親に1000万ウォンを振り込むように脅迫。その後、オ被告は睡眠薬と神経安定剤をAさんにむりやり飲ませた後、ロープでAさんの首を絞めベッドに横たわったAさんに対して性的暴行を加えようとした。しかし、直前にAさんが抵抗すると、再びロープで強く首を絞めて殺害。この2日後、オ被告は自主した。
警察の聴取でオ被告は「Aさんのせいで計画が崩れた。それまで借金を抱えながら(Aさんに)食べさせ、たくさんの物を買い与えたのに、露出の激しい服を着てインターネット放送するように言うと、これを拒否したため頭にきた」と犯行動機を語った。
議政府地裁は去る1月29日、オ被告に対して懲役35年を言い渡し、20年間の位置追跡電子装置アンクレットの付着を命じた。
なお、法廷で傍聴していた遺族らは宣告直後、耐えきれず涙を流し、裁判過程において妨害することが無いようにと静かに退席したと報じられた。
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